アセトアミノフェン製剤の粉砕後の味情報etc.
今回は昨今のコロナ禍にて重宝されている(かなり流通も不足している)
アセトアミノフェン製剤(カロナール®️)の規格違いによる味の違いについて確かめました。
添付文書より
200mgと300mgには苦いと記載があるのに対して、500mgは記載がない。
成分は同一のアセトアミノフェン含有量がむしろ増えて・・・
芳香族アミン(第二級アミン)であることにも変わりはないので、苦いはず
というわけで、検証します。今回は200mgと500mgを粉砕しました(今回使用した製剤はコロナ禍以前にオジーが腰痛(ヘルニアを罹患、偏頭痛持ちのため処方して頂いていた物を使用しています、現在の流通状況にはご迷惑はかけていません)
比較として、日本臓器製薬さんから発売のOTC医薬品ラックル速崩錠®️ およびカロナールシロップ2%®️(期限切れ品)も試しています。
200mgの粉砕から
苦味あります、メントールの香りも強めにあるため軽減はされているが苦味もあります。後味としても苦味が気になる
500mg
匂いはないが鈍い苦味を感じます。 200mg錠と比較すると後味の苦味は弱いような気もします
ラックル速崩錠®️
ぼそっと溶ける感じだが、口溶けは速い。
メントールの香りも強く甘みもあり苦味は感じず、後味としての苦味もほぼ残らず飲みやすい。
カロナールシロップ2%
柑橘系の香り(みかんやオレンジ)と甘味で苦味もほぼ感じず飲みやすくできている。
今回は以上の4点を試しました。
↑記載が違う根拠かもしれないが・・・
明日以降、メーカー、担当行政機関に文書上に違いがあるのかを連絡確認して、追記いたします。