レボセチリジン塩酸塩製剤の味情報2020年6月追補版
今回お伝えするのは、抗アレルギー剤であるレボセチリジン塩酸塩(先発はザイザル®️)の後発品各種の味情報です。
今回は口腔内崩壊錠(OD錠)として沢井製薬(サワイ)、陽進堂(YD)、日本新薬(日新)✳︎
ドライシロップ(DS)として、杏林、辰巳化学(TCK)
シロップとして小林化工(KN)を試しました
✳︎YDと日新は共同開発品でした。
まずはそれぞれの見た目外観から
錠剤から
サワイは5mgのみの発売、YD、日新は2.5mg、5mgを発売
サワイ OD5mg;7.5mm(直径)×3.8mm(厚さ)×160mg(重さ)
YD、日新 OD2.5mg;6.5mm(直径)×2.4mm(厚さ)×90mg(重さ)
OD5mg;8.0mm(直径)×3.6mm(厚さ)×180mg(重さ)
ドライシロップ
杏林はオレンジ色、TCKは白色でした
続いて味情報です。
OD錠から
サワイ:
匂いはなく、ゆっくりと溶けていく感じ、チェリー系の香り?甘みもあるがくどくなく苦味のような後味も無し
陽進堂(日新も同様):
匂いはなく、ゆっくりと溶けていく感じ、メントールの清涼感が少しあり甘さは控えめだがやや塩味と苦味を感じる
つついてドライシロップ
杏林:
オレンジの香りと味で口溶けも良く舌触りも良く甘みもある、苦味は感じない。
TCK:
口溶けも良く、イチゴのような香り甘みと少しの塩味を感じトータルの味は良く苦味などもないので飲み易い
シロップ剤
KN:
無色透明な液体でやや粘稠性もあり
柑橘系(メーカ情報ではフルーツミックス)の香りがあるが強くはなく、甘さもくどくなく苦味も無しで飲み易い
糖度は36.3(先発は40) オジーの糖度系調べ・・
味とは関係ないが、100mlの包装規格もある
こちらも合わせてどうぞ
レボセチリジンシロップの味情報と服薬支援情報 - 薬剤師オジーの薬の味情報室