3Dプリンターで製造された医薬品を試してみました
今回お届けするのは3Dプリンターによって製造された医薬品(Zip Dose®️という技術)として世界で初めて(FDAに)承認された、Spritam®️(成分はレベチラセタム)のサンプル(主成分はなし)を試しました
要はZip Doseという技術で作成された医薬品のサンプルを試しました
Zip Dose®️はAPRECIA社の技術で3Dプリンターを用いて医薬品を製造できるというものです。日本国内ではCMIC®️さんが独占契約している模様
箱はこんな感じ
中身です。
サンプルが入った小箱とコップ付きです
錠剤はやや大きい(製品としては250mg 500mg 750mg 1000mgの4規格)
各錠剤の大きさに関しては情報不足でした(すみません)
サンプルの大きさは 直径20mm 厚さ6mmでした(実寸)
サンプルが製品のどの規格と合致するかも不明
シートからの取り出しは国内の医薬品で言えばレディタブ錠のように取り出すイメージ
シートにもDO NOT PUSHと記載がありました
実際に取り出してみると
やや脆いのか 粉上の破片が・・
早速味見
口溶けはかなり早いです、(主成分が入っていないため甘味も強く感じます)
添付文書にも下記のように記載あり
SPRITAM disintegrates in the mouth in an average time of 11 seconds
(ranging from 2 to 27 seconds) when taken with a sip of liquid.
水にも溶かしてみました(動画は下に)
国内ではレベチラセタムを主成分とする医薬品の錠剤には口腔内崩壊錠は今のところ販売されていない(陽進堂さんが断念しているため)
やや錠剤の強度に不安を感じるが将来的に技術がまた進歩し大きさや溶解性、強度などが進化すれば面白いなと感じました。